幼少期からピアノをやっている人は弾き方がスムーズでかっこいいですよね。対して、初心者の方は鍵盤を数回叩いただけで初心者とわかります。では、経験者と初心者の大きな違いはなんでしょうか?
結論から言いますと、それはピアノを弾いている時の指の動かし方です。
ピアノの弾き方を見れば初心者か経験者かすぐにわかるように、見た目でも重要な指の動かし方について「指の動かし方を練習する必要性」と「指の動かし方を練習しないとどのような問題が起こるのか」をお話ししていきます。
ピアノ初心者の落とし穴
きれいな弾き方はピアノに慣れるだけでは身につかない
ピアノを弾いたことがない人の多くはそう思っているのではないでしょうか?
しかしそこが大きな落とし穴です。
幼少期からピアノを習っている方の大半は、メインで使用するピアノ楽譜と別に、指の練習用の楽譜本を使って指の動かし方を継続的に練習しています。
指の動かし方を練習しないと変なクセがつく
例えば、鍵盤を押さえていない指がピンと立って固まってしまう弾き方、指の運びがスムーズではなく見ていてぎこちない弾き方。
初心者の間に指の動かし方を練習しないと、そのようなクセのある弾き方になってしまう可能性が高いです。
そして、一度ついて慣れてしまったクセを直すのは難しいので、ピアノ自体に慣れていない初心者のうちに正しい指の動かし方を練習して学び、自然な指の動かし方に慣れていくことをオススメします。
ピアノは弾き方が重要
少しでも早く好きな曲を弾けるようになりたいと思っている方にとって、指の動かし方の練習は関心が薄いと思います。しかし、指の動かし方を練習することで新しく練習する曲が弾けるようになるまでの時間や、将来的に弾ける曲の難易度が段違いに変わります。
また、大人ピアノで重要視する部分はかっこよさだと思います。同じ曲を弾くにしても悪いクセのある弾き方でピアノを弾いている人と、きれいな指使いでピアノを弾く人とで見ている人の印象が変わってきます。きれいな指使いでピアノを弾く人はやっぱりかっこいいですよね。
オススメするピアノ練習本
そんな方のために僕がオススメするのが、指の動かし方練習を目的として作られているピアノ練習本
「バーナムピアノテクニックシリーズ」です。
私も幼少期はメインのピアノ曲集と、このバーナムピアノテクニックで指の動かし方を練習していました。
なぜこの楽譜本をオススメするのかといいますと、
- 一曲一曲が非常に短く、飽きにくい
- 弾き方のイメージが掴みやすい曲のタイトルとイラスト
以上の2点が挙げられます。
バーナムピアノテクニックシリーズは1曲1曲が非常に短いです。まともに弾いたら1曲が数十秒で弾き終わってしまいます。曲は簡単でシンプル、本当に指の動かし方練習という感じの曲となっているので、繰り返し練習がしやすく、初心者の方でも飽きさせない作りになっています。
また、曲の弾き方のイメージに合ったタイトルが付けられており、そのタイトルイメージの動きをしている棒人間キャラクターがセットで載っています。練習する際には音符だけを読んで弾くのではなく、タイトルと棒人間キャラクターの動きをイメージしながら練習することで、曲のイメージを持って弾く練習にもなります。結果、表現力の基礎も身につけることができます。メインで練習したいピアノ曲をよりかっこよくするための弾き方にも活かせること間違いなしです。
バーナムピアノテクニックシリーズの楽譜本は2020年4月現在で7種類展開しています。難易度によって色分けされていますが、初心者の方はまずオレンジ色表紙の導入書か、ピンク色表紙の1巻から始めることをオススメします。
2020年4月9日時点のamazon価格では下記の通りとなっていました。
- バーナムピアノテクニック(導入書)1,100円
- バーナムピアノテクニック(1巻)1,210円
日頃のピアノの練習方法としましては、バーナムピアノテクニックで10分程度練習してから、好きな曲の練習というように「指の練習」と「好きな曲の練習」をセットにするとバランスよく練習できます。
きちんと指の動かし方を学ばないと、はじめに話したような変なクセがついた弾き方になってしまいます。一度ついたクセを直すのは根気がいるため、クセを直している間にピアノに飽きてやめてしまうこともあるでしょう。
ピアノ初心者の人にとって、経験者のかっこいい弾き方は憧れだと思います。
ピアノ自体に慣れていない初心者のうちに正しい指の動かし方を練習して学び、自然な指の動かし方に慣れていくことをオススメします。