ピアノを趣味として続けていくには継続的な練習が必要です。しかし、初心者の方の中には、先が見えずただ単調な練習を続けてピアノの練習がイヤになっている方もいるのではないでしょうか。ピアノが弾けるようになることを楽しみにして練習を始めても、初心者の方にとって日々の慣れないピアノの練習はやはり苦行に感じる方もいるでしょう。はじめは高かったモチベーションも単調な練習の繰り返しで下がってきて、練習に飽きて、最悪自分にピアノは向いていなかったと早い段階で諦めてしまう方もいるかもしれません。
それでは、挫折せずに練習を続けるにはどうすればよいのでしょうか。
ピアノに挫折してしまうのではと不安を持っている初心者の方の参考になるよう、ピアノを継続的に練習するために大切なことをまとめました。
楽譜の選択を間違えない
練習用の楽譜を選ぶ際に、初心者だからよくわからないし人気があって口コミがいい楽譜を選べば大丈夫と安易に楽譜選びをしていませんか?初心者の方は特に楽譜選びには慎重になりましょう。口コミを優先して購入したものの自分のレベルに合わず練習しなくなったりと楽譜代をムダにしかねません。僕が初心者の方にオススメする、教本と練習曲の楽譜選びの方法は下記の通りとなります。
- 知っている曲が収録されているピアノ教本を選ぶ
- 好きな曲を練習曲として選択する
- 簡単に弾けそうな楽譜を選択して練習する
知っている曲が収録されているピアノ教本を選ぶ
クラシックに興味がないのにそのようなネットの口コミを見て、口コミがいいからとりあえず購入して練習を始めたという方もいらっしゃると思います。それはそれでピアノに関する基礎技術や知識を学べますし、もしかしたら初めて触れるクラシック曲に感動して音楽の世界が広がる可能性もあるので良い部分は確かにあります。しかし、ポピュラーソングを趣味で弾きたいと思っている方にとってその楽譜選択は正しいでしょうか。クラシック曲に全く興味がない人が聞いたこともないクラシック曲の教本を使って練習しても、そもそも曲に対する関心がないため練習しているうちに徐々にピアノへの熱が冷めていってしまう可能性があります。ピアノを続けるために一番大切なことはピアノへの関心です。楽しくピアノ練習を続けられるように、同じピアノ教本でも知っている曲が収録されているピアノ教本を選択することをおすすめします。
好きな曲を練習曲として選択する
自分が好きな曲を練習曲として選択することでピアノへの関心を保つことができます。この曲が好きで弾けるようになりたいからと練習を続けるモチベーションに繋がります。
簡単に弾けそうな楽譜を選択して練習する
市販されている楽譜が多すぎてどれを選んでいいかわからないことがあります。特に初心者の方は楽譜を読んでも曲のイメージが湧かず、どの楽譜を選んでいいのか分からなくなると思います。そんな初心者の方に僕がオススメする楽譜の選択基準は
「パッと見て最も音符の少ない楽譜」です。
どうせそのうち練習するからと、少し難しそうな楽譜を選択して練習しても、演奏技術が追い付かず途中で挫折してしまうかもしれません。初心者の方にはまず、弾ける楽しさを覚えていただきたいです。1曲弾ける曲を覚えるとピアノの楽しさを覚えて次の曲へと繋がります。楽譜選びに迷った時は無理に背伸びをせず、最も音符の少ない楽譜を選びましょう。
練習を習慣化させる
普段仕事をしている大人の方にとって中ピアノの練習時間を作るのは中々難しいと思います。空いた時間があれば自然とピアノの前に座るようになれるのが理想ですが、仕事で疲れた後は休むことを優先してしまう方も多いでしょう。ですが、はじめのうちはピアノに慣れることを優先するべきですので、毎日仕事終わりに数時間練習しなくても大丈夫です。例えば、お風呂上りや寝る前の数分間に少しだけ右手と左手の指を動かす練習をして、休日は曲の練習にガッツリ取り組む等、まずはピアノの練習を日々の生活ルーティンの一部にしましょう。