10年間で転職3回、モブたろーです。
契約社員、3交代の工場作業員として社会人デビュー。
転職をして他業種の零細企業、中小企業勤務を経験し、
現在は大企業の正社員工場作業員として働いています。
帽子がユニフォームになっているからとりあえず着用している。暑いしかゆくなるし窮屈だから帽子を脱いで作業したいと思っている人は多いと思います。
帽子は異物混入防止、労災防止のために工場作業員とって必要不可欠なアイテムです。
今回の記事を読むことで、工場で帽子をかぶる理由を知ることができるので、
予測できなかった頭部や髪の毛に関するトラブルを未然に防止することができます。
この記事を読んでわかること▼
.工場で帽子をかぶる理由、意味
.工場で帽子がいらない場所
工場で帽子を着用する理由、意味
多くの工場では、ユニフォームに帽子が含まれているくらい帽子は必要不可欠なアイテムです。
それでは、なぜ帽子が必要なんでしょう。
いくつか理由があるので、一つずつ簡単に理由を解説していきます。
理由①:髪の毛混入防止
理由の1つ目は、工場で製造している製品に抜けた髪の毛が混入するのを防ぐためです。
部屋を掃除したことがある人は分かると思いますが、髪の毛って自分が思っている以上に抜けます。
特に食品工場では製品に髪の毛が混入していたら大問題です。
製品に髪の毛が混入していると会社のイメージ低下や製品の売上減少にも繋がります。
理由②:髪の毛巻き込み防止
理由の2つ目は、工場の設備に髪の毛が巻き込まれるのを防ぐためです。
工場には機械などの設備が置いてあります。
過去に、自動で動いているコンベア付近で作業をしている時に、
ふとした動作で髪の毛が巻き込まれた事故も実際に起こっています。
作業や移動が多い工場では、髪の毛を帽子に入れることで機械に髪の毛が触れて巻き込まれる事故の防止効果があります。
理由③:頭部の保護
理由の3つ目は、工場内を移動中に頭部を守るためです。
工場では機械や設備がある場所を移動したり作業することが多々あります。
作業途中や移動途中だと手元や移動に意識が向いているため、ふとした時に頭部をぶつけてしまうことがあります。
帽子をかぶることで事故を未然に防ぐことができます。
また、インナーヘルメットという作業帽子の中に設置できるプラスチック製の簡易ヘルメットがあるので、それを装着するとよりケガをしにくくなります。
工場で帽子がいらない場所
工場では異物混入防止と労災防止のため、作業現場で帽子を着用しなければなりません。
しかし、勤務時間中ずっと帽子をかぶっているのも窮屈です。
工場内でも帽子がいらない場所がいくつかあるので紹介します。
場所①:事務所
PC業務や事務業務が行われている事務所では帽子がいりません。
事務所には製造機械がありませんし、デスクワークをする場所です。
製造している製品はないので異物混入の心配はありませんし、製造機械がないため頭をぶつけてケガをするリスクも低いです。
そのため、事務所では帽子の着用は必要ありません。
場所②:休憩所(休憩スペース)
食後に休める休憩所や休憩スペースでは帽子がいりません。
休憩所では作業をしませんし、リラックスできる環境のため帽子をかぶらないで休むことを前提に考えられています。
そのため、休憩所(休憩スペース)は帽子がいらない場所になります。
まとめ
工場作業員にとって帽子は、製品の品質のためにも自身の安全のためにも必要不可欠なアイテムです。
軽い気持ちで帽子を脱いで作業していたら髪の毛が混入して大騒ぎになったり、大ケガに繋がる可能性があります。
作業中にじゃまだからと帽子を取らず、異物混入防止と労災防止のためにしっかりと着用することを心がけましょう。